昨年の秋ごろ、社内に10%ルールというものが設けられました。
業務にちょっと関係していたり今後役立ちそうだったりする、業務ではない研究やチャレンジに10%(週5日なら半日)の時間を割いて良い、というものです。
デザイナーのできることって何だろう…と悩んだのですが、「焼き物でも何でもいいよー」と言われたので、「あみぐるみを作ります!」と宣言しました。ドロイドくんコレクションの一環として飾ってもいいし、ブログのネタになりそうだったし。
さっそく試作品を編みました。
勘で編みながらメモを取り、レシピを起こします。
見えてきた改善点はだいたい以下の点↓
作ってみてわかった点
試作って大事ですね。
試作の気になる部分を直しながら、レシピを調整して、初号機と比べながらパーツを編んでいきます。
腕は途中まで編んだところでジョイントパーツを入れ、綿を詰めます。肩を丸くするための減らし目をしてからでは入らない……!
他の方のブログに載っているドロイドくんあみぐるみや各種フィギュアの写真を見て回りましたが、足の太さは悩みますね。
パーツを全て並べるとこんな感じです。
足に綿を詰め、ボディの底に接ぎます。
この時に、自立すること・背中の中心をどこにするかを確認します。
ボディ側にもジョイントパーツをつけ、腕側のパーツをはめ込みます。
1度はめ込むと抜けないので、慎重に位置を決めます。
ボディに綿を詰めて…
足とボディに取り付けた腕の位置がずれないよう、しつけをしてから接ぎます。ボディ底には厚紙を入れるともっと安定しそう。
ツノと目を取り付けて出来上がりです。
ぬいぐるみ用のボタンではなく普通のボタンを使ったため、ぬいぐるみ用の針がボタンを通りませんでした。ボタンに通る針だと今度は長さが足りない。(首がなくて後頭部との距離が遠すぎる)
そんなわけで、目ボタンは通常のあみぐるみのように後ろまで引っ張る事ができず、表面に細い糸でくっついているだけです。
不安だけど、大人しかいない環境で飾るだけなら……!
比べてみると結構違う?
左が改善したドロイドくん、右が試作段階のドロイドくんです。
初号機、ボディラインがボヨボヨしているな……!
何体か編んだのでみんなで記念写真です!
オフィスに並べてもらえました!
Instagramにも載せてもらいました!
こっちの方がきれいに撮れてる!
色や糸の太さによって大きさが違ったり、それに合わせてパーツの位置を変えているので、個体差があります。
それにしたってボヨボヨした体型だな初号機……。
ねえ知ってる?編み図があるのは日本くらいなんだって…欧米は文章でパターンを示すだけなんだって……。
編み図ってJISで色々決まってんの……? まじ……?
編み図は全然書けていないのでしばらくお待ちください。
図が完成するまでこの研究は終わりではない――――!
そんなこんなで、編み図ができました!
編み図描くのって大変なんですね……。何か効率的に描く方法とかあるんだろうか? 編み物の本には奥付に編み図専門のスタッフさん?が載っていることに今回気がつきました。編み物の本は大事にしよう。
こいつで思う存分ドロイドくんを編んでください! では!