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Macの開発環境構築2021 : Androidアプリ開発環境

2021.12.03 更新 ・  2021.11.27 公開

M1 Macbook ProにAndroidアプリの開発環境を構築します。
構築しますと言っても、Android Studioをダウンロードしてインストールするだけのはず。

Android Studioのインストール

Androidアプリの開発はAndroid Studio以外の開発環境もありますが、多くの人はAndroid Studioを使って開発していると思います。
公式サイトからダウンロードしてインストールします。

「Download Android Studio」クリックします。
利用規約の同意画面が表示されます。

よく読んで、読み進めていくと下の方に同意のチェックボックスがあるのでチェックを入れます。

「Mac with Apple chip」をクリックしてARM版をダウンロードします。
ダウンロードが終わるまでしばらく待ちます。1GBないのでXcodeの12GB超に比べるとお手軽ですね( ꒪⌓꒪)

ダウンロードしたZIPファイルを開いて展開すると「Android Studio」というアプリケーションのファイルができます。このファイルをアプリケーションフォルダに移動しておきます。

ちなみにFinderで⌘+Nで新しいFinderのウィンドウが開きます。⌘+Shift+Aでアプリケーションフォルダが開けます。ドラッグ&ドロップでファイルを移動するときショートカットキーを覚えておくと便利です。

アプリケーションフォルダに移動したら、Android Studioを起動します。最初に起動するとお決まりのセキュリティの確認ダイアログが表示されるので[開く]を選択します。

最初に起動したらアップデートが必要みたいなダイアログが表示されてしまいました。が、OKで閉じてもう一度起動すると何事もなく動いてくれました。

起動時にAndroid Studio利用状況を送ってもいいか?ってダイアログ出るのでお好みで。

Welcome画面が表示されるので特にこだわりなければ[Next][Next]でどんどん進めちゃいます。

最後に確認画面が出るので、[Finish]ボタンをクリック。ここから更にダウンロードが始まります。1GB弱で済むと思ったら大間違いです( ꒪⌓꒪)

起動しました。真っ新な状態のAndroid Studio見るの久しぶりすぎて右側の「Welcome to Android Studio」の部分が見たことなくてビックリしました。

Hello Android App

とりあえずAndroidアプリのプロジェクトを作ってエミュレータで動かすところまで確認しておきます。

「New Project」をクリックすると、新しく作るプロジェクトのテンプレートを選択する画面が表示されます。

「Empty Activity」のテンプレートを選択して[Next]

プロジェクト名にHello Worldを入力して[Finish]
しばらくするとプロジェクトが生成されます。プロジェクトが生成された後、自動的にビルドが行われます。ビルドに必要なライブラリなどが最初は大量にダウンロードされるのでしばらく時間がかかります。
Android Studioのウィンドウ下部の動きが落ち着くまで待ちます。

[Show all (2)]の部分をクリックすると詳細確認できたりします。

しばらく待つとBUILD SUCCESSFULと表示されます。2分半近くかかってしまっていますね。ほとんどの時間はライブラリのダウンロードにかかっているのでCPU早くなってもあまり短くなりません。

ビルドが終わったタイミングで、こんなダイアログが表示されました。Android Studioが使えるメモリの量を増やしたらパフォーマンスが良くなるということなので[Actions]から[Use recommended and restart]をクリックして再起動を行いました。

アプリを実行する

メニューの[Run]->[Run ‘app’]からやショートカットキーCtrl + Rやウィンドウ上部にある▶️ボタンをクリックします。

まずはセキュリティの確認ダイアログが表示されました。

エミュレータでマイクを使うためなので[OK]で許可します。

Failed to install the following Android SDK packages as some licenses have not been accepte.と表示されてしまった。

今度はAndroid SDKのライセンスに同意していないのでインストールできない風なエラーメッセージが表示されてしまいました。Android Studioの一時的な問題なのかもしれないです。生成されたプロジェクトではAndroid SDKバージョン31を使うようになっていて、Android SDKバージョン30は必要なさそうなのですが、バージョン30のものを使おうとしているみたいです。

原因はよくわかりませんが、ひとまずAndroid SDKバージョン30をインストールしてみます。メニューから[Tools]->[SDK Manager]を開くか、ウィンドウ右上のなんと表現していいか分からない、SDK Managerのボタンをクリックして開きます。

Android SDKのAndroid 11.0にチェックを入れて[OK]をクリックしてインストールを行います。

ライセンスの同意ダイアログが表示されるので、よく読んで[Accept]を選択して[Next]

しばらくするとダウンロードが完了するので[Finish]で閉じます。ダウンロード中でも[Background]ボタンを押すとダイアログが隠れて裏でダウンロードが行われ、他の作業をすることもできます。

今度こそアプリの実行

メニューの[Run]->[Run ‘app’]からやショートカットキーCtrl + Rやウィンドウ上部にある▶️ボタンをクリックして再度アプリの実行を試みます。

無事に起動できました!
まごうことなきハローワールドです。

ARM64のエミュレータがサクサク動くのはちょっと感動です。

Google Play入りのエミュレータ

Android Studioをインストール時に一緒に入っていたエミュレータはGoogle Playが入っていないエミュレータでした。Androidアプリの開発でGoogle Playのストア機能などに依存したものを動かす際にはGoogle Play入りのエミュレータが必要になります。AVD ManagerからGoogle Play入りのエミュレータをインストールして動かしてみます。

メニューから[Tools]->[AVD Manager]やウィンドウ上部のAVD Managerボタンをクリックして開きます。

[Create Virtual Device]をクリック

Play Storeにアイコンが表示されている端末を選択して[Next]

エミュレータのイメージをダウンロードします。S(Android 12)のDownloadをクリック

ダウンロードが終わるのを待ちます。ダウンロードできたら[Finish]で閉じる。

ダウンロードしたイメージを選択して[Next]

[Finish]で作成完了です。Android Studioさんがx86 host(インテルCPU)ではx86システムイメージの方がパフォーマンス出ていいよってメッセージ伝えてくれていますが、こっちはarm hostですからー。

作成したデバイスを指定して実行するとエミュレータが起動します。

Google PlayからUNKアプリのインストールもバッチリです。